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2023.09.10

痛みをも受け入れる

8月のお手入れスクールの振り返りです。

8月はお手入れスクールの前に、体操教室に参加されてから来られたスクール生さん。

私のサロンへ来られた時のお顔が何とも清々しくてスッキリされていました。

思考優位になりがちな方なので身体を緩めることは必要だなと感じてましたが、身体を緩めることから想像以上に大切な気づきをされていました。

体操して痛みを感じ、ただ、ただ呼吸と痛みに集中出来たことが大きな気づきに繋がっておられました。

自分を癒すために沢山の学びをされてきた方です。

癒すということに対して感じてあげるのではなく「癒してあげないと」という思考を使っていたことに気づかれました。

本当に大きな気づきをされました。

お手入れのスクールの中でも学びはあると思いますが、こうやって自分で身体を緩めていく事でより深く自分の中にあるものに気づく事があります。

自分を癒すという言葉は、本やセミナー、セッションなどでよく聞く言葉だと思いますが本当に自分の内側と向き合い癒そうと思うと痛みを伴います。

なので、目を背けたくなりますし逃げたくもなりますし、楽な方法を探したくなります。

ですが、こうやって痛みと向き合う事で大きな気づきを得て、行動を変える事ができます。

自分の中にある痛みを癒すには思考を使うのではなく自分の痛みを感じてあげて、自分が自分に寄り添ってあげる事が大切です。

自分の中にある痛みがどれほど痛いものなのか?を感じる事が出来るのが「体操」なのだと思います。

スクール生さんは「その痛みから心と体は繋がっていると頭では理解していたつもりですが、ガチガチに凝り固まった思考はまさに体も同じくガチガチだということが腑に落ちました。」

ということに気づかれました。

頭ではわかってることは沢山ありますが、だからってそれが出来ているか?というと別問題になります。

私たちはわかってる、知ってるから出来てると思い込んでしまう事が多々あるのではないかと思います。

お手入れの実技でも、力を入れる手技ではないとわかってても無意識で力が入ってしまいますし、力が入ってるよと言われても抜き方がわからないとなることもあります。

力が入ってるよと言われると余計に力が入る事もあります。

なので、知ってるしわかってるけど出来てないのです。

それが顕著に現れるのがお手入れの手技をしている時です。

身体はわかりやすく教えてくれますのでそれは何故か?を見ていくだけです。

いつも力が抜けないのには理由があります。

その原因となるものと向き合い癒し学びに変えていくことで手技も変わってくるのです。

私も経験していますが、練習しても上手く出来なかった手技が自分の内側を癒していくと出来てしまったことがあります。

この経験をした時に、お手入れは本当に自分の在り方が全て現れるんだと実感しました。

スクール生さんはとても上手にお手入れをされます。

なので、内側にある痛みを癒していかれるとどんどん素晴らしいお手入れをされるようになるのだと思うととても楽しみです。

今回スクール生さんは体操をしてみた事で、心の勉強を沢山してきたけど思考で何とかしようとしていた事に気づかれ、心と身体は繋がってるから身体を緩めることで心も緩みやすくなるのではないかということを感じられました。

素晴らしい気づきだったと思います。

心の痛みは思考では癒せません。

まず、その痛みを感じることがとても大事です。

痛みをも受け入れる。です。

体操教室からのお手入れスクールの流れがとても良かったなと感じました。

引き続き体操も頑張ってもらえたらと思います。